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誰もがやさしく微笑みあえる、その日まで

東日本大震災で被災された方々、心を痛めた方々に送ります。

大地の芸術祭 in 越後妻有(その26) 〜Soup Stock Tokyo〜


 今回は、「大地の芸術祭 in 越後妻有(その26) 〜Soup Stock Tokyo〜」です。

 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有(新潟県十日町市、津南町)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。詳細は、芸術祭のウェブサイトをご覧ください。
 http://www.echigo-tsumari.jp/about/overview/


 私は、8月中旬に大地の芸術祭を見に行きました。
 今回は、「Soup Stock Tokyo」の作品を紹介します。
 「Soup Stock Tokyo」は、一杯のスープに象徴される「豊かな食事」を提案し続けることで、人々の生活を豊かで幸せなものにしようとしている会社です。
 http://www.soup-stock-tokyo.com/about/



 作品T224「新潟産ハートを射抜くお米のスープ 300円」、作者「スマイルズ」
 作品名を見て、一番最初に感じたこと。
 それは「300円かー、どうしようかな」
 芸術祭のパスポートを持っていれば他の作品はすべて無料。
 有料と知って迷った。
 でも、名前に惹かれて中に入った。
 入って正解だった。

 受付を終えて、少し待ち時間があった。
 理科の実験室用の椅子。
 白衣を着た女性。
 真っ白な壁。
 何の予備知識もなく入ったので、何が起こるかワクワク。 



 「準備ができました」と女性の声。
 受け取ったのは、ハートマークがトッピングされた、温かいお米のスープ。
 これだけで「300円の価値あり」と実感。
 笑顔の素敵な女性に案内されたのは、ロボットが設置された部屋。
 「どうぞスープを置いてください」という声に促され、スープを置く。



 ロボットはデンソー製。
 自動車などの自動組み立てに使われるタイプ。
 ピカピカに光った銀色の外装。
 案内役の女性がスイッチを押すと、動き出す。
 スープがこぼれないように、器用にかき混ぜる。
 離れた距離から、味付け用の液体を飛ばし、スープの中のハートを射抜く。



 コントローラが気になった。
 なんか、かっこいい。
 ちょっといじってみたくなる。
 単純に間近でロボットを見られておもしろかった。
 「プラス200円」



 案内役の女性から、完成したスープを手渡しで受け取る。
 私の目をのぞき込みながら「美味しくなーれ、萌え萌えズキュン」。
 指鉄砲でハートを射抜く。
 やられました。
 「プラス500円」
 トータル1000円の価値あり。
 このような練りに練られた企画は大好き。
 お買い得でした。

 


以下は、このアート作品のコンセプトです。

 日本そのものの要素と、「世の中の体温を上げたい」スマイルズの必然性として、
1.食 2.技術 3.おもてなし という、3つのコンテクストを下敷きにしています。
 食は、スープ。
 技術は、デンソーのロボット技術をお借りしました。
 そして、おもてなし。
単なるモノでもインスタレーションでもない、われわれ生身の人間でしかできないこと、
おもてなしを織り込みました。
 http://art.smiles.co.jp/echigo-tsumari2015/
 


 以上、「大地の芸術祭 in 越後妻有(その26) 〜Soup Stock Tokyo〜」でした。





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大地の芸術祭 in 越後妻有(その25) 〜名ヶ山写真館〜


 今回は、「大地の芸術祭 in 越後妻有(その25) 〜名ヶ山写真館〜」です。

 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有(新潟県十日町市、津南町)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。詳細は、芸術祭のウェブサイトをご覧ください。
 http://www.echigo-tsumari.jp/about/overview/


 私は、8月中旬に大地の芸術祭を見に行きました。
 今回は、「名ヶ山写真館」を紹介します。
 名ヶ山写真館は、2006年に空き家を改装し、写真館としてオープンしました。
 http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/last_portrait_-_returning_to_the_eternity
 



 作品T330「snow country」、作者「倉谷拓朴」
 黒を基調とした柱、床、壁、家財道具。
 白い石が敷き詰められた屋内。



 波紋が広がる。
 家の中に池があるかのよう。 



 黒い壁を背景に飾られる、モノトーンの肖像写真。
 白い背景が目を引く。
 表情に目が向かう。
 カメラマンとしっかり向き合った表情。



 世界有数の豪雪地帯で生きてきた実績。
 雪と共に生きてきた年輪。
 雪に閉ざされた世界で暮らすことは当たり前。
 「冬はつらそう」と思うのは、よそ者の勝手な想像かも知れない。



 モノトーンの屋内から屋外に目を転じる。
 緑がまぶしい。
 稲も、山の木々も、雑草も、みんな生を謳歌している。
 もうすぐ、雪に閉ざされる冬がやってくる。
 雪深い里山は、自然と暮らしが密着した地域。
 だからこそ感じたくなる、自然のささやかな変化。






 以上、「大地の芸術祭 in 越後妻有(その25) 〜名ヶ山写真館〜」でした。





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大地の芸術祭 in 越後妻有(その24) 〜十日町市博物館〜


 今回は、「大地の芸術祭 in 越後妻有(その24) 〜十日町市博物館〜」です。

 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有(新潟県十日町市、津南町)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。詳細は、芸術祭のウェブサイトをご覧ください。
 http://www.echigo-tsumari.jp/about/overview/


 私は、8月中旬に大地の芸術祭を見に行きました。
 今回は、「十日町市博物館」の作品を紹介します。
 十日町市博物館は、十日町市の歴史・民俗系の総合的な博物館として、十日町市の文化財について収集、保存、管理、展示、調査研究、教育、普及事業等を行っています。
http://www.tokamachi-museum.jp/information01.html
 


 十日町市博物館の見所は、火焔型(かえんがた)土器。
 今から約5300年前に信濃川中流域で成立し、同地域において約500年間にわたり継続、発展したと推定されている。 



 ずらりと並んだ「新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器」群。
 欠損の無い土器が多い。
 これだけ多くの火焔型土器を見るのは初めて。 



 一つひとつ、形が違う。
 一つひとつ、土器に込める作者の想いが違う気がする。 



 縄文時代中期(4500年前)に作られた土器。
 国宝に指定されている。
 立体感が際立つ。
 動きのある凹凸で形作られた、取っ手、縁取り、模様。
 とても感覚的。
 「獲物を捕食する生き物」のように感じる。



 想像する。
 縄文時代に、野外で炎に包まれる土器。
 土器全体が包まれるくらい、大きな炎。
 土器の縁取りが、炎と一体化する。
 炎の中で、土器の凹凸がゆらめく。
 凹凸の中に、自分の心が投影される。
 魔的なモノと対峙する時。





 以上、「大地の芸術祭 in 越後妻有(その24) 〜十日町市博物館〜」でした。





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大地の芸術祭 in 越後妻有(その23) 〜JR飯山線土市駅、越後水沢駅〜


 今回は、「大地の芸術祭 in 越後妻有(その23) 〜JR飯山線土市駅、越後水沢駅〜」です。

 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有(新潟県十日町市、津南町)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。詳細は、芸術祭のウェブサイトをご覧ください。
 http://www.echigo-tsumari.jp/about/overview/


 私は、8月中旬に大地の芸術祭を見に行きました。
 今回は、JR飯山線土市駅、越後水沢駅の作品を紹介します。
 台湾のベストセラー絵本作家が、JR飯山線・土市駅と越後水沢駅の近くにかまぼこ型倉庫をアレンジした施設を設け、絵本の世界を再現しました。
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/kiss_goodbye_doichi
 

 

 作品T326「Kiss & Goodbye」、作者「ジミー・リャオ」
 JR飯山線、越後水沢駅の作品。
 かまぼこ型倉庫が犬に変身!
 丸みのあるキャラクター。
 子供も大人も親しめる作品。
 



 主人公と思われる少年。
 素朴な可愛らしさを持つ。
 「幸せの切符」という絵本が出版されているとのこと。 



 犬の中にも展示作品有り。
 絵とか、地球のようなオブジェとか、女の子とか。
 どの作品にも、作者の優しさがにじみ出ている。



 作品T325「Kiss & Goodbye」、作者「ジミー・リャオ」
 JR飯山線、土市駅の作品。
 かまぼこ型倉庫が列車に変身!
 鮮やかな色遣いもいい。
 作品を見ていて気分がいい。 



 可愛いだけじゃない、ちょっと怖い雰囲気の鳥もいい。
 こんな作品が駅の隣にあると、待ち時間に日常から離れられそう。
 一目でジミーさんの作品、と分かるのもいい。




 以上、「大地の芸術祭 in 越後妻有(その23) 〜JR飯山線土市駅、越後水沢駅〜」でした。





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大地の芸術祭 in 越後妻有(その22) 〜明後日新聞社文化事業部〜


 今回は、「大地の芸術祭 in 越後妻有(その22) 〜明後日新聞社文化事業部〜」です。

 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有(新潟県十日町市、津南町)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。詳細は、芸術祭のウェブサイトをご覧ください。
 http://www.echigo-tsumari.jp/about/overview/


 私は、8月中旬に大地の芸術祭を見に行きました。
 今回は、「明後日新聞社文化事業部」を紹介します。
 「明後日新聞社」は、2003年に日比野克彦さんが旧莇平小学校を拠点に活動を開始しました。
 これまでに、170号以上新聞を発行しました。
 大地の芸術祭や地域情報を伝え続けてきました。
 http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/day_after_tomorrow_newspaper_cultural_department
 

 
 作品D103「明後日新聞社文化事業部」、作者「日比野克彦」
 舟と、廃校した小学校。
 卒業生を乗せて船出した舟は、どこに向かうのか、興味が湧きました。 



 日比野さんは活動的なアーティスト。
 色んなプロジェクトに参画されています。



 私が明後日新聞社を訪ねた日、偶然、日比野さんが現場で絵の製作をされていました。
 少しだけ話すチャンスがありました。
 9月に岩手県釜石市で、仮設住宅をハートマークで飾るプロジェクトがある話を伺いました。
 釜石の高校生の「仮設住宅をカラフルにデザインして親しみがわくようにしたい!」という願いに共感して、プロジェクトを立ち上げたそうです。



 写真は、9月20日に釜石で開催されたプロジェクトの一場面です。
 写真右の方が日比野さんです。
 当日の参加者は約100人でした。
 この日以前に、多くの場所で、多くの方々がプロジェクトに参加されました。
 当日開催されたワークショップでは、いろんな形のハートをハサミで切り取って、正方形のマグネットに貼り付けました。



 仮設住宅の外壁に、いろんな色、形のハートが飾られていきました。
 願いを形にする場に立ち会えて、ラッキーでした。


 プロジェクトの詳細は、下記の記事をご覧ください。
 http://www.asahi.com/articles/ASH9N3VH6H9NUJUB006.html




 以上、「大地の芸術祭 in 越後妻有(その22) 〜明後日新聞社文化事業部〜」でした。





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