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誰もがやさしく微笑みあえる、その日まで

東日本大震災で被災された方々、心を痛めた方々に送ります。

次回は4月以降に更新します


次回の更新は、4月以降の予定です。
3月中は、東北をはじめ、何ヶ所か旅行するので、その間、ブログ更新は休止します。

以上、よろしくお願いいたします。




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テーマ:災害ボランティア - ジャンル:福祉・ボランティア

心からお悔やみ申し上げます


東日本大震災で亡くなられた方々に心からお悔やみ申し上げます。

今年は、東北の外でこの日を迎えました。
今後も、東日本大震災で被災された方々の為に自分にできることを考え行動します。
少しでも被災された方々に笑っていただけるように。




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『オープンソースの成功 政治学者が分析するコミュニティの可能性』読書メモ


 今回は「『オープンソースの成功 政治学者が分析するコミュニティの可能性』読書メモ」です。
 
 最近、ネット上でコミュニティを作ることについて調べる機会があったので、読書メモとして残します。



◆『オープンソースの成功 政治学者が分析するコミュニティの可能性』
 スティーブン・ウェバー著、山形浩生/守岡桜 訳
(毎日コミュニケ―ションズ)



・参考になった点、面白かった点と引用
 以下では、オープンソースソフトウェアについて紹介する。



 この本は政治学者によって書かれていて、分析は詳細で、ややとっつきにくかった。
 オープンソースプロセスの基本は「自発性」
 自発的に動く人がいて、物事が動き始める。
 p86の引用
『オープンソースプロセスの理想形の鍵となる要素は、自発的な参加と自発的な作業の選択
 個人が作業/貢献の対象を選べる
 潜在的な開発者(全てのユーザー)を大量に確保することで、Linuxの拡張と改良を積極的に推奨』


 
 パレートの法則は生きている。
 どのような組織であっても、多かれ少なかれ、パレートの法則は適用可能。 
 p96の引用
『オープンソース開発プロセスでは、仕事の8割をこなしているのは2割の人々』


 
 ほぼ、バザールモデルと同義。
 p99の引用
『オープンソースで人々が何をするか
  →おもしろくして、必ず実現させること
  →かゆい所に手が届くこと
  →一からやり直すのはできるだけ最小限にする
  →できる限り並行作業で問題の解決に当たること
  →大数の法則を利用すること
  →することを文書化すること
  →早めのリリース、しょっちゅうリリース
  →たくさん話すこと』



 この本では、オープンソースのミクロ基盤について、詳細に検証されている。
 でも、結局は、「面白そうで、実現しそうな未来を描いたプロジェクトに自発的に参加している」が本当のところか?
 p176の引用
『オープンソースのミクロ基盤
  →個人の動機(芸術と美、天職、共通の敵、エゴの拡張、評判、アイデンティティ)
  →集合財の経済的論理(過剰性から発生する贈与経済、非排除財)
  →調整(個人のインセンティブ、文化規範、リーダーシップ)
  →複雑性(技術的な設計、制裁メカニズム、ライセンス、ガバナンス制度)』





 以上、「『オープンソースの成功 政治学者が分析するコミュニティの可能性』読書メモ」でした。


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『情報社会を知るための オープンソース入門』読書メモ


 今回は「『情報社会を知るための オープンソース入門』読書メモ」です。
 
 最近、ネット上でコミュニティを作ることについて調べる機会があったので、読書メモとして残します。



◆『情報社会を知るための オープンソース入門』 柴山 盛生、勝間 豊、船越 誠 (青山社)

・概要
 オープンソースは、かつて一部の研究者や技術者だけが知っているソフトウエアだった。しかし、LINUXの登場によって、広く一般ユーザーにも知られるようになった。現在、インターネットの追い風を受けてオープンソースを活用した新しいビジネスが発展期にある。本書では、オープンソースの定義、歴史、コミュニティなどからはじまり、プロジェクト、ライセンス、ビジネスモデルなどの実例の紹介とその独特の考え方、開発スタイル、取り巻く環境などを解説している。
 ※詳細は、下記のリンク参照
  →https://www.amazon.co.jp/%E6%83%85%E5%A0%B1%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%E5%85%A5%E9%96%80-%E6%9F%B4%E5%B1%B1-%E7%9B%9B%E7%94%9F/dp/4883592626



・参考になった点、面白かった点と引用
 以下では、オープンソースソフトウェアについて紹介する。


 フリーソフトウェアの考え方が無ければ、今のオープンソースの隆盛は生まれなかったはず。
 一人の偉大なプログラマーの反骨心が世の中を変えることもある。
 p42の引用
『MITのRichard Stallmanによる「フリーソフトウェア」の提案
  →自分のニーズに合わせてプログラムを修正したり、他社との間でソフトウェアを共有することは自由
  →ソフトウェアのソースコードを公開し、それを他人と自由に共有し、改変することを許す』




 同じ理由で、Linuxの成功が無ければ、今のオープンソースの隆盛は生まれなかったはず。
 脈々と受け継がれてきたハッカー文化の伝統を感じる。 
 p47の引用
『Linuxの誕生
  →Linus Benedit TorvaldsがUNIXの機能を自作OSに付加
  →Linuxとして公開し、熱狂的な支持者とともに開発を開始し、世界中で受け入れられる』



 情報技術の進化があり、インターネットが普及したことが起点となる。
 色々な技術の積み重ねで、世の中は変わっていく。
 p51の引用
『オープンソースの登場
  →インターネットを共通基盤にして、ボランティアが集まった協同作業によりマルチタスクで安定するOS(LInux)を開発
  →Linuxの成功により、オープンソースコミュニティが、企業の開発するソフトウェアと同等の完成度を持つソフトウェアを開発可能であることを証明
  →この開発方式を「バザール方式」と命名』


 オープンソースに関する本を読んでいると、何度も出てくる「伽藍とバザール」。
 バザールモデルは、それだけ重要な開発方式ということ。
 p62の引用
『伽藍とバザール
  →伽藍:担当チームが少人数で構成される伝統的な開発方法で、開発前に設計が完了
  →バザール:素早くリリースして、欠陥を見つけ、フィードバックして素早く修正』


 
 プロジェクトを遂行する上で、オープンであることの意味。
 それは迅速な意思決定を実現すること。
 構成メンバー一人一人が自分の考えで動き、意思決定できる組織となる。
 p68の引用
『オープンな組織
  →組織をめぐる状況が不安定であるときや、揺れ動いて方向が見定めにくい時、意思決定を迅速にするためには権限を中枢から外部との接触点に移譲
  →作業が細分化されず、手続きが形式化されず、事態に即時に対応する有機的な組織であるほどオープンになる』
 
 p71の引用
『意思決定
  →有機的な組織では分散的な意思決定が行われ、コンセンサスを得る形態をとる』



 プロジェクトによって、意思決定方法は異なる。
 OSSの一種であるApacheだとこんな感じ。
 OSSの中でも、かなり大きな組織。
 p117の引用
『Apacheの開発事例
  →ユーザー:書き込み権限無し
  →コミッタ(約1000人):ソースコードへの書き込み権限有り
  →オフィサー(約40人):トップレベルプロジェクトのマネージャー
  →メンバー(約50人):活動的なコミッタまたはオフィサーから選ばれる
  →理事会(10人):メンバーから10人選出』




 以上、「『情報社会を知るための オープンソース入門』読書メモ」でした。


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『ネットを支えるオープンソース ソフトウェアの進化』読書メモ(その2)


 今回は「『ネットを支えるオープンソース ソフトウェアの進化』読書メモ(その2)」です。
 
 最近、ネット上でコミュニティを作ることについて調べる機会があったので、読書メモとして残します。



◆『ネットを支えるオープンソース ソフトウェアの進化』 監修:まつもと ゆきひろ (角川学芸出版)

・概要
 インターネットを支える膨大なソフトウェア群。利用者の視点では見えにくい開発現場の思想を、世界的プログラマーのまつもとゆきひろが、「オープンソース」をキーワードにやさしく解説する。
 ※詳細は、下記のリンク参照
  →https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g321307000122/



・参考になった点、面白かった点と引用
 以下では、オープンソースソフトウェアについて紹介する。



 ハッカー倫理は、ハッカー文化を理解するうえで覚えておく必要があること。
 ここでいうハッカーは、悪意を持ったプログラマーのことではないので悪しからず。
 p161の引用
『ハッカー倫理
  →コンピュータへのアクセス、加えて、何であれ、世界の機能の仕方について教えてくれるものへのアクセスは無制限かつ全面的でなければならない。実地体験の要求を決して拒んではならない!
  →情報はすべて自由に利用できなければならない。
  →権威を信用するな--反中央集権を進めよう
  →ハッカーは、成績、年齢、人種、地位のような、まやかしの基準ではなく、そのハッキングによって判断されなければならい
  →芸術や美をコンピュータで作り出すことは可能である
  →コンピュータは人生を良い方に変えうる』



 バザールモデルは本当にすごい。
 一流のプログラマーが開発者かつユーザーとしてプロジェクトに参加して、本当にいいものだけが残る絶妙な開発方式 
 自分も開発プロセスの中に入って体験してみたい。
 p165の引用
『Linuxのソフトウェア開発モデル(バザールモデル)
  →Linuxの開発方式は、明確な計画も設計図も指揮系統も組織もなく、ソフトウェアのソースコードをインターネットに公開することによって、自発的な利用者が誰に命令されるわけでもなく、勝手に開発を進め、パッチという形で公開し、それをリーダーが取りまとめるだけで、どんどん開発が進んでいくという特徴を持つ』


 
 今のIT企業の中では、ハッカーの価値観がその企業の文化となる。
 グーグルやフェイスブックなどがそう。
 その文化をうまく取り入れられないと、一流のプログラマーが入社してくれず、勝ち残っていけないのが現状。
 p170の引用
『企業とハッカーの共生
  →インターネットによってバザールモデルが可能になった
  →企業とハッカーたちの共生がインターネット時代に生まれた
  →それがハッカー中心の企業文化になっていった(米国のスタートアップ企業では常識)』

 
 企業としても、オープンソースコミュニティに入ることにはメリットがある。
 一度その流れができると、なかなかその流れは変えられない。 
 p178の引用
『コミュニティの価値を理解する企業
  →オープンソースによって、ソースコードを公開することが当たり前になり、公開すると自然に進化していくというバザールモデルも広く知られるようになった
  →バザールモデルによって、競合する企業もオープンソースの開発については強調する
  →オープンソースのライセンスは、ひとりだけ抜け駆けをすることを難しくしている
  →協力した方が、開発のスピードも速いし、コストも下げられる
  →イノベーションの進化が加速している今、自社だけで開発するというのは非現実的』


 ただし、クラウドサービスが主流になってくると、ユーザーにはサービスを改変する余地は与えられない。
 クラウドサービスの代表例は、AmazonのAWS。
 Amazonのサービスが広がって、オープンソースコミュニティが弱体化するか?
 その変化は、注目に値する。
 p214の引用
『OSSの現状と今後
  →OSSはライセンスによって無償利用が可能なためイニシャルコストが低く、また利用者による改変と共有・再配布が自由であり、その後の利用コストも低く抑えることができる
  →他者の生み出したソフトウェアを自由に利用するということで「車輪の再発明」を回避し、「巨人の肩に乗る」ことを可能にしたOSSライセンスは、次代の巨人の肩となる「クラウドサービス」を生み出す土台となった
  →一方で、クラウドではサービス提供者が生み出したプログラムは実行しかできず、その中身を把握することは難しい。』



 私自身は、まだオープンソースのソースコードを読んで学んだことが無い。
 でも、コードの書き方については、大変参考になるはず。
 世の中で規範となる書き方、仕事の進め方が参照できるはず。
 p240の引用
『オープンソースのマインドは楽しむこと
  →若いプログラマーにとって、オープンソースの世界は塾のような家庭教師のようなもの  
  →公開されているコードを真似することで、プログラミングスキルが高められる
  →ワクワクするような新しいものを生み出すマインドがオープンソースのコミュニティにはある』





 以上、「『ネットを支えるオープンソース ソフトウェアの進化』読書メモ(その2)」でした。


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