◆小説を書いたきっかけ
被災地の方々が助けを必要としていることを多くの人に伝えたい、と思ったことがブログを始めたきっかけでした。
ゴールデンウィークに被災地を訪ねて、被災地の青年に助けて欲しいと言われました。
実際、彼らだけで山積する問題を解決している姿は想像できませんでした。
日本全国からの支援が必要だと感じました。
被災地には3年以上の長期間に渡る継続した支援が必要だと漠然と思いました。
被災地の青年の想いをなんとかして多くの人に伝えたい。
小説という形を取ろう、そう思いました。
一つ目の理由は、ニュースや、自分が現地で見聞きした事実を元に、一人称の被災者の視点で震災を伝えた方が、読んだ方が身近に感じると思ったからです。
自分とは関係の無い遠い世界の話ではなく、近くに住む人の話だと感じて欲しかったからです。
もう一つの理由は、被災された方々の感情を自由に表現できれば、読んで頂いた方に、被災された方々が助けを必要としていることを伝えやすいと考えたからです。
当たり前ですが、被災された方々の苦しみはなかなか表に出て来ません。
被災された方々と話をしていても、すぐに苦しみを吐き出してくれるわけではありませんでした。
普通、赤の他人には素の感情は容易に出しません。
私の場合、短期間のボランティアという時間的制約や、コミュニケーション不足が原因で、被災された方々と深い信頼関係を築けませんでした。
それでも、被災された方々が心に深い傷を負っていることは容易に想像できました。
小説だったら、被災された方々の心の傷を表現でき、痛みを読者に伝えられると思いました。
ゴールデンウィークに被災地に行った後、小説を書きはじめました。
1日あたり約2時間ずつコツコツ書きました。
一日の目標は、普通の文庫本(1行40文字×17行)換算で、2~3ページ分にしました。
とにかく悩まず思いつくままに、感情のおもむくままに、被災した立場になってキーボードを打ち続けました。
その結果、3ヶ月ほどで、1行40文字×17行換算で200ページ弱の分量になりました。
でも、当然第一稿は支離滅裂。
ひどいものでした。
少しでも意味が通るように文章を書き直し、削除し、文章を並び替えました。
最初から最後まで直すこと5回。
やっと公開しても後悔しないレベルになりました。
それが10月初旬です。
元々文章を書くのは苦手なのでうまく表現できませんでした。
それでも、読んで頂いた方に、被災された方々が助けを必要としていることだけ伝わればそれで十分です。
◆現在の私
10月中旬に、ブログを始めて、小説を公開して、当初の目的は達しました。
さて、どうしようか、と考えました。
公開した後のことは全く考えていませんでした。
小説を書き終わった後、自分を振り返ると、私の心の中にひっかかるものが生まれていました。
それは、小説を書く過程でドンドン大きくなっていました。
その存在を認識しつつも、小説を書き終えることを優先して無視してきました。
しかし、書き終わった今、その存在を無視するわけにはいかなくなりました。
それは、被災地の未来予想図を全くイメージできないことでした。
小説を書く際に、東日本大震災に関して色んな情報を集めました。
新聞記事やテレビ番組、インターネット、ブログ、ツイッター、報道写真集、被災地の子供の作文集。
東日本大震災と名の付く情報は極力入手しました。
それに被災地での自分の経験を思い出す作業をしました。
被災地での経験は日記に書いていたので、それを読みながら細かい記憶をたどりました。
情報と経験を元に、自分が被災したら、どう行動するかを想像しました。
なんとなく、被災直後、避難所生活は想像できました。
でも、分からないことがありました。
それは未来です。
これからどうなるの、という未来を全くイメージできないのです。
ショックでした。
私には被災地を支えたいという気持ちがある。
にもかかわらず、何のために、どう行動していいか分からない。
これが現在の私です。
普通、何か行動をする場合、あるべき姿を思い描き、現状とのギャップを認識し、そのギャップを埋めるべく行動します。
そのあるべき姿さえ思い描けていないのが現在の私です。
◆ブログの今後について
私は、このブログを、被災地の復興を考え行動する場にします。
例えば、今、私の中には、いろんな疑問があります。
復興ってどういう状態?
復興するにはどうすればいい?
私に何ができる?
いろんな疑問を考えて、調べて、解消するプロセスを公開していきたいです。
例えば、被災された方が考える復興は是非知りたいです。
復興は、被災された方々が思い描く理想に近い姿であるべきです。
そして、復興の障害は何なのか知りたいです。
また、被災地から遠く離れている私でもできることは何なのか考えたいです。
アウトプットとしての、私の活動も紹介したいです。
かたい話ばかりしているので、やわらかい話もしたいなと思っています。
週に一回は更新しようと思っています。
それでは、次回まで



