今回は、「東北の夜」です。
仕事を終えて、夜8時、家に帰る。
1Kの小さな部屋。
ドアを開けると、モアッとした空気がまとわりつく。
腰を据えて出て行ってくれない昼間の熱気。
エアコンを捨てて、2年目を迎える。
お前無しでは生きていけない!と心から言える扇風機。
窓を全開にして、眠りにつく。
暗闇の中でうなり続ける風切音。
夜中に一度、目を覚ます。
扇風機を止めて気付く、窓からひっそり入ってくる冷気。
空は光を取り戻しつつある。
今こそ眠れる時。
もう一度目をつむり、眠りにつく。
以上、「東北の夜」でした。
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